迷走する秘密組織

貴様ら、自分たちが組織に与えた損害がどれほどのものか、分かってるのか!?ヤシロネズミ社の威信は地に落ちたぞ!

え~?前回の動画のことなら確かに最後はグダグダになっちゃったけど、フォロワー増えたんだからある意味大成功じゃね?wwwちゅーたん、こんな大怪我負うくらい頑張ったのに~、ぴえん🥺

何でオレまで説教されなきゃならないんだ。オレは何も悪くない。

あのドタバタ劇のせいで、我々は世界征服を企む悪の組織【というコンセプトで活動するSimTuberグループ】だと視聴者に誤解されてしまった!そして不知火……貴様、狼の姿で愚かにも顔出しなどするから、マスコット扱いされているのだぞ!

へっ?( ゚Д゚)

ほら、不知火さん宛のコメント来てるっすよ!『狼の中の人元気すぎワロタ』『このぬいぐるみどこで売ってますか?』

誰がぬいぐるみだこの野郎!!

しかし、このままでは終われない。
ちゅーたん、君に汚名返上のチャンスを与えよう。次の動画では逃水の発明品のモニターをやってもらう。その様子を投稿し、ネットの連中に我々の恐ろしさを思い知らせてやるのだ。

ちょ、ちょっと待ってください!それってつまり……
バズるってことすか?

……。ああ、もちろん。君のリアクション次第でフォロワーは爆発的に増え、企業案件も舞い込む、かもしれない。

よっしゃあ!了解道中膝栗毛~!ちゅーたん、がんばっちゃうぞ!汚名挽回、名誉返上~!

……。(遠回しに公開人体実験って言われてんのが分からんのか。哀れな奴だな)

不知火、貴様も幹部ならばもう少し冷静な行動を心がけろ。今回破壊された備品の補填とちゅーたんに支払われる労災は貴様の給料から天引きする。

はあ!?冗談じゃねーぞ!!

何か言ったか?(怒)

いや……何も。


我が組織の科学力は世界一!
ちゅーたん「ちゅーちゅー🐀ハロー!悪い子のみんな、元気〜?ヤシロネズミ社公式ムーチューバーちゅーたんでーす!」
ちゅーたん「前回はね~、ラストでちょ~っと個性的な先輩の愛のムチが飛んできちゃったよね~。
コメント欄で『ちゅーたんの命日』とかって茶化してた人たち!(苦笑)ちゅーたんこの通りピンピンしてますから~!www」
ちゅーたん「でもって!今回の企画はガチでヤバい!みんな絶対に見逃すなよ!」
ちゅーたん「──と、いう訳で……な、な、なんと!今回はあのロボットソルジャーの生みの親、逃水博士と初のコラボでーす!パチパチパチ〜!いや博士!今日はマジでサンキューっす!あざっす!」
逃水「フッ、構わんよ。君が協力してくれるなら私の研究も捗るというものだ。絶好の人体実験の機会だかr……ゴホン!失敬、何でもない」
ちゅーたん「え?なんか今ヤバいワード聞こえた気がしたけど、気のせい!?
今日は博士の発明品をちゅーたんが体を張ってレポしちゃいます!視聴者のみんなー!高評価とチャンネル登録、よろしくで〜す!」
スリム化薬
ちゅーたん「すげー!これ全部逃水博士が作ったんすか?マジ卍天才すぎっしょー!」
逃水「はっはっは。ところでちゅーたん、夏に向けてダイエットする気はないか?」
ちゅーたん「実はちゅーたん、最近ちょっとお腹ポッコリ気味でさ〜。マジでダイエットしたかったんだよね!」
逃水「そんな時にピッタリなのが私の発明した痩せ薬『スリム化』だ」
ちゅーたん「マジで!?」
逃水「ああ、マジ卍で」
ちゅーたん「ちょwww博士もうマジ卍使いこなそうとしてるし(ゴクゴク)……ん?何か急にお腹がゴロゴロして……」
ちゅーたん「うわヤバい!トイレトイレー!!」
逃水「出すもん出せばスリムになる……完璧だ!成功だ!」
ちゅーたん「いーててて!助けて神様ー!!💦」
(汚染された)合成フード薬
ちゅーたん「はあ、はあ……痩せたっつーか、おなかの中身が全部出ただけなんですけど……ちゅーたんおなかペッコペコなんですけど……」
逃水「それなら、そちらの『合成フード薬』を飲んでみてくれ。空腹はこれで解消されるはずだ」
ちゅーたん「お、おお〜……これは助かるっす!(ごくごく)……ん!?」
ちゅーたん「何か余計に腹が減って来たんですけど!?何これ、飲めば飲むほど腹が減る呪いの薬!?💧」
逃水「おかしいな……材料に私の部屋のベッドの下に生えてたキノコを使ったせいか?いや、まさかそのくらいのことで…」
ちゅーたん「Σベッドの下ー!?それ絶対ヤバイ奴じゃないすか!ヤバすぎワロエナイ!」
欲求解消薬
ちゅーたん「博士……なんか僕、どんどん体調悪くなってきてるんですけど……?」
逃水「そんな時はこれ!すべての欲求を回復させる『欲求解消薬』だ!これを飲めば君はきっと元気になる!」
ちゅーたん「うう、もう博士のこと信じられなくなってきてるけど……ワンチャンこれで全部チャラに……(ゴクゴク)
……うっ!?」
\ バタッ /
逃水「回復には睡眠が一番……す、素晴らしい!やはり私は天才だぁあああ!!」
数時間後──
ちゅーたん(まさかとは思うけど、博士がロボットソルジャー発明出来たのって……奇跡?💧)
クローン装置
ちゅーたん「博士!さっきからどれも『これは…!』っていう効果がないし、このままじゃバズれないっすよ!なんかもっと神ってる発明品ないんですか!?」
逃水「なら特別にこれを見せてやろう。まだこの世に公表されていない、私の最新兵器……クローン装置だ!」
ちゅーたん「クローン装置?!マジで?!すっげぇ〜!」
逃水「ふふふ、まだ人間のクローンを作ったことはないが……君で実験してみるのも悪くない。データも取れるしな。さあちゅーたん、そこに立て」
逃水「おお!成功だ!素晴らしい!もう自分の才能が怖い!!」
ちゅーたん「え?ちょ……は?」
ちゅーたん「僕ってこんな顔してたの?僕の方がもっとイケメンな気がするんだけど……気のせい?」
クローン「はあ?何言ってんすか?どう見ても僕の方がイケメンっしょ!てかその顔、メイクとカラコンと加工で盛りまくってるのバレバレだからw」
ちゅーたん「加工って言うな!💢つーか、ちゅーたんのパチモンのくせに生意気じゃん?!💢」
逃水「私には全く同じにしか見えん」
逃水「とりあえず紛らわしいから……クローンは出て行ってくれる?」
クローン「それなwww」
ちゅーたん「僕が本物なのにぃー!!😭」
ちゅーたん「ほら見て!本物のちゅーたんはドローン持ってます!あっちがクローンすよ!」
クローン「(チッ……)」
逃水「おお、なるほど確かに……ま、別にどっちでも良いけど(爆)」
ちゅーたん「良くな〜い!!😭」
さよなら、ちゅーたん
ちゅーたん「あの博士、そろそろ終わりの時間なんで……ちゅーたんものすっごい疲れたし、今日はもう家に帰りたいっす……」
逃水「帰りたい?!それならちょうど良い発明品があるぞ!!」
ちゅーたん「え〜!?まだ何かあるの~!?💦」
逃水「どこでもフープぅ~!!」※正式名称:エレクトロフラックス・ワームホール発生器
ちゅーたん「な、何すか、それ…」
逃水「(理論上では)行きたい場所を思い浮かべながら通り抜けると、その場所に移動することが出来るのだ(未検証)」
ちゅーたん「もう、何でも良いや……早く帰ってママのご飯食べたい……」
逃水『いやぁ、君のおかげで実に有益な検証結果が得られた!これの使用感はまた明日にでも教えてくれ!
また必ず近いうちにコラボしよう!約束だぞ、ちゅーたん!』
ちゅーたん「あれ?いつの間に夜に……
っていうか……」
ちゅーたん「ここドコぉ~~~~!?」




































