秘密組織の日常「悪役たる者、斯くあるべし」

The Sims4
 登場人物
不知火
不知火

ヤシロネズミ社サイドの主人公。幹部のひとりで狼に変身する能力を持つ忍者。

澄世
澄世

ネコジャラ流忍者のくのいち。みんなから「姫」と呼ばれ愛されている。

シムたちの紹介
今回はマイ世帯の紹介です。このブログには対立する2つの組織「ネコジャラ流忍者」と「ヤシロネズミ社」のシムが登場します。それぞれの組織に主人公がおり、そのシムを中心にプレイを進めています。ネコジャラ流忍者戦国時代から続く忍びの集団。主な収入源...
 前回のお話
出るゲーム間違えた人
設定厨だから新シム考えるのが楽しい初めに不知火を作った時はヤシロネズミ社は人材不足って設定だったはずなのに、なんか最近どんどんメンバーが豊富になっていってる気がする……趣向を変えてこんな新メンバー・ヤシロネズミ社参謀。・黒髪と白髪のツートン...

姫、初っ端から大ピンチ

不知火「ハーッハッハッハ!!ついに黒田澄世を捕らえたぞ!あーもう、ここまで連れてくるのほんっと骨が折れたぜ!」

澄世「捕まっちゃった…」

不知火(……出来ればもうネコジャラ流に帰らないで一生ここに居てほしい……)

澄世「不知火さん、何だか嬉しそうですね」

不知火「と、当然だろ。『お姫様をさらって監禁する』……悪役なら誰もが一度は夢見るシチュエーションじゃないか!これを叶えてこそ一人前の悪役ってもんよ」

澄世「ふ~ん、そういうものなんですね。 ところで……」

澄世「私、お腹が空いてきました」

不知火「おお、そうか……よし、ちょっと待ってろ」

不知火(今日の日替わりランチはスパゲティだったかな)

そう、実はヤシロネズミ社についに社員食堂がオープンしたんです!

不知火「……あ、モブ君?悪いんだが至急、食堂にひとっ走り行ってくれるか?……うん、それで日替わりランチをひとつ、牢まで届」

_人人人人人人人人_
> 待てーぃ!! <
 ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^ ̄

浮島「不知火幹部……一体何をしているのだね!?」

不知火「う、浮島参謀!?」

不知火「何って、見ての通りネコジャラ流の姫を監禁してるんですよ」

浮島「ほう、それで?」

立場的には不知火の方が上ですが、相手が面倒くさい人なので敬語を使ってます。

浮島「まさかその人質に食事を与えるつもりではあるまいな?」

不知火「それが何か…」

浮島「このたわけが!!悪役たるもの、人質には徹底的に苦痛を与えねばならん!食事を与えるなど、もってのほか!」

不知火「いや、しかし……流石にメシ抜きは可哀想では……?」

浮島「貴様、それでも悪の組織の幹部か!?人質とは脅しの道具であり、我らの目的達成のための犠牲となる存在!飢えと渇きで体力と思考力を奪い、極限まで衰弱させてこそ相手を意のままに操ることが出来る!悪の組織の基本中の基本だろうが!」

不知火「えええ……そんな基本初めて聞いた……

浮島「クックック、姫よ絶望するがいい……ネコジャラ流忍者の思い描く平和など、我々が打ち砕いてくれるわ……その第一歩として貴様にはここで、餓死してもらう」ニヤリ

澄世「悪の組織の日替わりランチ、食べてみたかったなぁ……(´・ω・`)」

不知火「ごめん、あいつが帰ったら食わしてやるから……」

浮島「そもそも!不知火!貴様は監禁というものをまるで理解しておらん!この牢は何だ!?」

不知火「えっ?」

不知火「このに何か問題でも……?」

浮島「いや問題しかないわ!!まず部屋がキレイすぎる!!日当たりが良く、空調も効いていてホコリひとつ落ちてない!これでは快適過ぎて、人質に精神的苦痛を与えられん!もっと暗くジメジメした、得体のしれない虫が這いずり回るような場所を用意すべきであろう!」

不知火「いや、その……不潔な環境で病気にでもなったら……」

浮島「甘い!甘過ぎる!そして次にこのベッドだ!」

浮島「フッカフカではないか!人質の寝床といえば硬くて冷たい床の上に直接敷いたゴザと相場で決まっておる!
しかもこんな立派な天蓋付きのダブルベットにロマンチックな花まで用意して……新婚夫婦の寝室か!!貴様の趣味か!添い寝でもするつもりか!不知火!」

不知火「Σ違っ、決してそんなつもりじゃ……!💧
ただ、高品質のベッドの方がリラックス出来るのではないかと……」

浮島「人質をぐっすり安眠させてやる悪役など聞いたことないわ!むしろ不眠に陥らせて判断力を鈍らせるくらいで丁度良し!
そして極めつけは、このテーブルだ!」

浮島「何故お茶とお菓子と本を用意した!?そもそも何故ここまで人質をもてなす必要が……もう意味が分からん!!」

不知火「これは、えっと……長時間の監禁になるので、せめて喉の乾きだけでもどうにかしてやろうと……
本は……退屈しのぎに……」

浮島「優しい!いや、優しい通り越して愚かまであるわ!人質には泥水でも啜らせておけば良いのだ!娯楽を与えるなど言語道断!
……それにしても、だ。ここまで人質に対して細やかな気配りが出来るのなら……」

浮島「何でトイレはスケスケにしたッッッ!!??配慮するならまずそこを配慮しろ!」

不知火「いや、その……ほら、完全に囲ってしまうと死角が出来るじゃないですか?!かといって壁がないのは臭いや衛生面が気になるので、苦肉の策でガラス張りにしてみたんですが……!」

浮島「言いたいことは分かるが悪役として根本的にズレておるのだ、貴様は!だいたい、人質にこんな清潔なトイレなど必要ない!バケツで十分!!」

不知火「Σそれもどうかと思いますけど!?」

浮島「は~~っ、まったくこれだから近頃の若いモンは……!嘆かわしい!!
幹部候補生の中で一番優秀と言われていた貴様が、この体たらく……!陽炎様も草葉の陰で泣いておられるわ!!」

陽炎(いや、別にそんなことは…)

不知火「はぁ……まぁ浮島さんの仰ることは悪役としてはご尤もですよ。でも何か……浮島さんの考える『悪』と、オレの考える『悪』は違うというか……オレにはオレのやり方が」

浮島「黙らっしゃい!!」

浮島「これからワシが本当の悪の組織というものを見せてやる!覚悟しておけ、ヒヨッコども!!

モブ君「あの……日替わりランチ持ってきましたけど……」

不知火「もうそれどころじゃなくなってな……」

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