理解者は現れるのか?
前回のお話
ついに自分の意志でウェアウルフに変身する術をマスターした不知火。
狼の優れた能力を次々開花させていく一方、部下との関係は溝が深まっていくばかりだった……

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不知火「今戻ったぞ」
マッスル&おねえ「Σ!!」ビクッ
不知火「オレを見ていちいち緊張するのやめろよ」
おねえ「そんなこと言ったってぇ……💦」
不知火「心配しなくても噛み付いたりしねーよwそれにこの通り、オレは暴れない変身法を見付けたんだ」
おねえ「でもぉ……」
マッスル「今は良くてもまた怒りが溜まったり満月が出たら暴れ出すんじゃろ!?」
おねえ「そ、そうよ……!その度にアタシたちビクビクしなきゃいけないのよ……!」
不知火「……。」
マッスル「……。」
おねえ「……。」
おねえ「ちょっとマッスル、言い過ぎじゃないの?!」
マッスル「そういうおねえこそ、酷い掌返しじゃないか!」
おねえ「だってぇ……」
マッスル「怖いもんは怖い……」
すっかり顔なじみ
不知火(今までオレにどんだけ助けられたと思ってんだ、薄情者ども。
もう良い、もう誰にも理解なんか求めるものか!)
不知火(……。いや……)
不知火(あいつならきっと……)
澄世『もしもし』
不知火「オレだ」
澄世『!! あ……どうし……ですか?!まさかそっちから連絡く…るなんて、ビックリしちゃった……!』
不知火「何か電波が悪いな……まあ良い、今から言う場所に来い。
お前に話がある。電話じゃ言えない大事な話だ」
澄世『あっ……ごめんなさい。今、任務で…………にいるから……』
不知火「はぁ?どこだよ。ちょっと抜け出すくらい出来るだろうが」
澄世『そんな……お仕事中ですから……ね?♡』
澄世『任務が終わった…すぐこっちから連絡します。それまで待っ…てくれますか?』
不知火「あ、あぁ……頑張れよ……////」
澄世『はい、頑張ります!あ、行かなきゃ……それじゃ!』プツッ
不知火「ちょっと待て、何でオレが待たされる側!?」
不知火「おのれ、つい最近まで生娘だった半人前くのいちの分際でぇ……!このオレを手玉に取ろうってのかぁ……!?💢」ワナワナ
!?!?
※マッスルがすぐ死んでしまう理由はこちらをご覧ください。

不知火(!? この気配……まさか……)
不知火「あの黒いモヤ……!」
死神「やれやれ……何度も忠告してあげたのに。今度という今度は……」
死神「 絶 対 に 見 逃 し ま せ ん よ …… 」
不知火(……フン、あんな奴らどうなろうと知ったことか……)
おねえ「マッスルが……!どうしよう、不知火ちゃん出て行ったのに……」
おねえ「不知火ちゃーん!お願い戻ってきてぇー!」
不知火「……。」
不知火「クソッ……!」ダッ
反則的かわいさ
おねえ「うお”ぉーん!どうか、アタシのこの涙に免じて……」
死神(汚い)
不知火「どいてろ」
おねえ「Σ不知火ちゃん……!」
不知火「来るの早過ぎますって!!せめて一週間くらいは余裕持たせてくれないと……」
死神「ん?あなた、何でそんな姿に……」
死神「とにかく……次はないと言っておいたはずです。もうどんな言い訳だろうと通用しません」
不知火「うっ……そこを何とか……」
不知火「おねがい……」ク~ン…
死神「仕方ありませんね……見逃しましょう」
不知火「本当に!?」
死神「我々死神は、健気な犬にはどうも弱くって……」
不知火(犬……?)
マッスル「不知火さん……ワシあんなひどいこと言ったのに、助けに来てくれたんじゃな……」
不知火「べ、別にお前を助けるためにやった訳じゃねーよ。
一応命乞いするフリしとかないと、こう何度も何度も過労死させてたらオレが……とんでもないモンスター上司だとか勘違いされたら困るし」
死神「とっくにそう思ってます」
不知火「あと何度も言うけどオレの家で死ぬな!!縁起悪い!!」
マッスル「不知火さん……!」
不知火「まったく……世話の焼ける……」
死神さんなら分かってくれますよね?
不知火「死神さんはオレが怖くないんですか?」
死神「いえ、別に」
死神「どうやら部下とうまくいってないみたいですね?」
不知火「……あいつらがオレのこと怖がるようになったから……」
死神「まあ私も人々から散々怖がられてきましたから、気持ちは分かりますよ」
不知火「ははっ、じゃあオレたち似た者同士って訳だ!」
死神「死を司る神である私を、単なる嫌われ者の貴方と一緒にしないで頂きたい」
不知火「……。」















































